ヴェポライザーの構造と喫味についての考察

2019年4月9日火曜日

ヴェポライザー雑記

t f B! P L

今回は、ヴェポライザーの構造から、シャグを美味しく吸えるヴェポライザーを考えてみます。


※私のヴェポライザー歴は4ヵ月弱で、まだまだ初心者ですので、今回の考察は、今現在私が持っている感想のようなものです。また、味音痴ですので、味についての感想は参考程度に読んでいただけると幸いです。

2019年4月9日記事更新


ヴェポライザーについては、SNSなどで、このヴェポライザーは美味しいとか不味いと言う投稿を見かけることがあります。

ヴェポライザーは加熱方式から、大まかにコンダクション・コンベクション・ハイブリッドに分類出来ますが、必ずしもこの方式によって味の評価がなされているわけではないようです。

ちなみに各方式の特徴は以下の通りです。

コンダクション(熱伝導):タバコ葉を入れる加熱室(チャンバー)を直接熱して葉を温めます。

コンベクション(熱対流):加熱室に熱した空気を通すことにより葉を温めます。

ハイブリッド:コンダクションとコンベクションのヒーターが2個ついているもの。

全般的に、コンベクション方式は味の評価が高いようにも感じます。

しかしながら、私はコンベクションやハイブリッドのヴェポライザーは持っていないので、比較が出来ません。


今回の考察では、こういったコンダクション方式について、空気の流れから考えていきます。



ヴェポライザーにおける基本的な空気の流れは、チャンバー→マウスピース→口という流れになります。

機種によっては、チャンバーとマウスピースの間に煙管があったり、マウスピースで空気の流れに変化を加えているものがあります。

では、どのような構造が美味しいヴェポライザーに必要であるかというところを考えていきます。

まずはチャンバーです。


これについては、大きいことは良いことだという感じでしょうか。

チャンバーが大きければ、シャグがたくさん入るので、発生するミストの量も多くなります。

当然空気に混ざるミストの量も増えますので、味が濃くなります。

ただ、チャンバーが小さければ味が薄いかと言えば、必ずしもそうでは無いと感じているので、個人的には、それほど重要視していません。

ただ、チャンバーに接しているところからだんだん中心部へと熱が伝わると考えれば、チャンバーの表面積が大きく沢山シャグが入りものは、ミストが多く、喫味も長続きすると思います。

続いて、ミストと外気の関係です。


今回の考察のポイントはここがメインです。

現在5台のヴェポライザーを所持(1台はお亡くなりになりました)していますが、チャンバーを出てからの空気の流れが若干異なっています。

このうちの4台の空気の流れから、考えていきます。

AI-PRIMEとOcean-Cヴェポライザーは、チャンバーから煙管を通ってマウスピースへとつながっています。

この2機種で問題になるのは、チャンバーと煙管の継ぎ目です。

チャンバーへの配線用の穴が空いているため、ここから外気を吸い込んでしまいます。

ヴェポライザーで吸っているときに、電源が切れたことに気がつかずに吸っていると、苦みを感じて電源が落ちたことに気がつくことがあります。

これは、ミストの温度が下がることによって起こっていると考えられますが、外気が混ざると、当然、ミストが冷やされることになるので、苦みが混ざるのでは無いかと考えています。

現在、どちらのヴェポライザーもこの部分を埋めてあります。

AI-PRIMEについては、外気の混合が起こらないようなったためか、濃いミストが出てくるようになりました。

AI-PRIME
AI-PRIME


Ocean-Cヴェポライザーについては、煙管にマウスピースが被さるような構造なのですが、隙間をOリングで塞いであります。

このOリングが、マウスピースを出し入れしているうちに外れてしまいました。

現在、アルミテープを使って、完全ではありませんが、隙間を減らしています。


RedFire
RedFire

隙間を選らすことで、ミストがチャンバーからダイレクトに吸い口に届くので、喫味は濃くなったと思います。


C-vapor3とRedFireについては、その構造から外気の混入はありませんので、特に何もしなくても、チャンバーからダイレクトにミストが上がってきます。


以上のことから、チャンバーを出てからマウスピースまでのミストの流れの間に、外気の混入が無いような構造が重要であると考えられます。

次に、煙管の太さについてです。


AI-PRIMEを吸っていると、口当たりがマイルドに感じます。

そこで、他のヴェポライザーと何が違うのかを考えると、チャンバーからマウスピースまでの煙管の太さと言うことになります。


以下、私が持っているヴェポライザーのチャンバーからマウスピースまでのミストが通る場所のサイズの概略です。

C-vapor3:チャンバーのすぐ上にマウスピースがあり、煙管はありませんが、ドリップチップのの内径が約4ミリで、実質的には、4ミリ×30ミリ程度の管を通ってくることになります。

AI-PRIME:チャンバーから内径約2.5ミリ×60ミリ程の煙管を通ってマウスピースへとつながっています。

Ocean-cヴェポライザー:チャンバーから内径約3.5ミリ×50ミリ程の煙管を通ってマウスピースへとつながっています。

RedFire:シリコンプラグがチャンバーにぴったりはまっていて、そのまま内径約4ミリのガラス管を通ってきます。


AI-PRIMEは、他の3機種と比較してマウスピースまでの煙管が細くて長くなっています。

効果としては、煙管内をミストが通るときに、圧縮されて、煙管を抜けて口に入ったときに一気に膨らんで口の中に広がることが考えられます。


口の中に一気にミストが広がることによって、舌全体で味を感じるため美味しく感じるのでは無いかと思われます。


煙管の太さについては、ドローの重さにも関係してくるのですが、太いと圧縮の効果が低く、細すぎれば、内壁に付着したニコ汁を吸う混んでしまうことになります。

AI-PRIME出使われている内径約2.5ミリの煙管は、このバランスが良いので、比較的美味しく感じているのでは無いかと思います。


ここで、この考えからすると、C-vapor3で、内径2.5ミリのパイプを通して吸ったら美味しくなるのでは無いかと考え、下の写真のように、シリコンマウスピースと、パイプを使って吸ってみました。


C-vapor3


喫味がかなり変わって、個人的にはマイルドになって美味しく感じました。

ただ、このままではニコ汁を吸い込んでしまいそうで、使い物にはなりませんので、これについては今後の課題としたいと思います。


最後にまとめますと、私の考えるシャグが美味しく吸えるヴェポライザーの構造としては、チャンバーから出たミストに外気が混入しない構造になっているもので、チャンバーを出たミストが、途中圧縮されるようになっているものと言うことになります。

元々ヴェポライザーは、たばこを吸うことをメインに作られたものでは無く、医療用大麻の吸引が主目的で、たばこを美味しく吸えると言うことはあまり考慮されていないと感じています。

今後新たにヴェポライザーを購入するときは、上記の2点をクリアしているものか、もしくは改造して改善できるようなものを選びたいと思います。


Amazon

Amazon
ARKX-S

このブログを検索

QooQ