常々疑問に思っていたタバコの味についてちょっと考えてみました。
※あくまでも私の個人的な感覚に基づく考察です。
何が疑問なのかと言えば、「タバコは美味しいのか」と言うことです。
私がヴェポライザーでタバコを吸い始めて約半年。それ以前は、30年以上紙巻きタバコ(主にマイルドセブン)を吸ってきました。
始めてタバコを吸ったときの記憶はかなり昔のことなので朧気ですが、美味しいと感じた記憶はありません。多分、かっこつけて友達の真似をして吸い始めた記憶ですが、辛くてむせ返ったと思います。
はっきり言って不味かった。
多くの人は私と同じような経緯でタバコを吸い始めたのでは無いかと思いますが、そう感じながらも、少しずつタバコを吸う頻度が上がっていって、いつしかタバコを吸うのが当たり前になっていきました。
そして、最初に感じた味は段々気にならなくなっていき、気が付けばタバコを常喫するようになっていました。
私は、過去にマイルドセブン以外にも色んなタバコを吸いました。中には美味しいと感じたタバコもありましたが、基本的に、美味しいという感覚では吸っていなかったと思います。
では、何故美味しくも無いのに吸い続けたのかと言えば、答えは明かで、ニコチン依存症です。
身体がニコチンを欲するようになっているので、タバコを不味く感じない、また、人によっては美味しく感じるようになります。
だから、タバコを吸わない人が感じている、臭いと言うのが、人間が本来持っているタバコに対する感覚だろうと思います。
タバコを吸ってた人もタバコをやめれば、本来の感覚に戻るため、タバコを臭いと感じるようになると思います。
こう考えれば、タバコは本来美味しいものでは無く、臭くて不味いものだと思います。
しかし、ニコチン依存症になると、その匂いが気にならなくなり、美味しく感じるようになってしまいます。
食べ物に置き換えて考えれば、納豆は、人によっては臭いし匂いを嗅ぐのも嫌う人がいます。
これは、納豆を食べ物として認識している人には、良い匂いで有り、美味しいものですが、逆に嫌いな人に取っては、腐った豆で有り、人間の食べるものでは無く、ただの臭いものとなります。
発酵食品ではこう言った反応は良くあることだと思います。
結局何が言いたいかと言えば、人間の身体は、その状況に適応すると言うことで、簡単に言えば慣れるというとです。
本来は美味しいものでは無いタバコの味も、慣れれば美味しく感じると言うことです。
では、現在私はタバコを美味しく感じてるのかと自問自答してみました。
まず、以前吸っていた紙巻きタバコはどうかと言えば、はっきり言って臭いし不味いと言うのが今の感想です。
これは多分、紙巻きタバコは私にとってニコチンを吸収する手段では無くなったため、身体がタバコの煙を美味しいと感じる必要がなくなったためだと思います。
ウェポライザーでタバコを吸い始めてからは、火を付けてタバコを吸うのはやめてしまったので、1ヶ月弱だったと思いますが、比較的早い段階で、タバコの煙を臭いと感じました。これは半年たった今でも変わりません。
そしてタバコの煙を吸わなくなった為か、味覚と嗅覚が少し敏感になったような気がしています。
では、ヴェポライザーで吸うタバコについてはどうでしょう。
私にとってヴェポライザーはニコチンを吸収するためのもので、そもそも美味しいとは感じていませんが、不味いとも思っていません。
中には不味いと感じるシャグもありますが、種類を間違えなければ不味いとは感じません。
タバコを吸わない人に取って、ヴェポライザーから出る匂いはどうなのか気になって、奥さんと子供に聞いてみました。
極力一緒のところで吸わないように心がけてはいますが、これが意外な答えで少し驚きました。
「臭い、まだ煙の方がマシ」
返ってきた答えはこれでした。
長い間私が吸ってきたタバコの臭いに少し慣れているためか、ヴェポライザーの匂いの方が臭いと言う事でした。
私がもしも禁煙すれば、この匂いも臭いと感じるようになるのであろうと思います。
結局、ヴェポライザーから出る匂いも吸わない人には臭いと言う事なので、これが人が本来感じる感覚と言うことだと思います。
どう吸おうが、本来は美味しいものでは無く、身体がそう思い込んでいるだけというのが結論でしょうか。
YouTubeやSNSなどで、ヴェポライザーで吸うシャグが美味しいと言う表現を見聞きすると、私は少なからず違和感を感じます。
人間の味に関する好みは千差万別なので、私のように美味しくは無いが、不味くは無いと感じている人はかなり多いのでは無いかと思います。
と言うのも、タバコを吸いながら至福の表情を見せる人は滅多に見かけることはありません、というか、最近は見たこともありません。
私はタバコ代節約のためにヴェポライザーを購入しましたが、どうやったら美味しく吸えるのか色々試行錯誤しました。
つまり、私は美味しく感じていなかったと言うことです。
私のブログの他の記事を見て頂ければわかると思いますが、色々試しています。
普通に美味しく感じていれば、色々試す必要もありません。
結局、私にとってのヴェポライザーで吸うタバコの味は、決して美味しいものでは無いと言うことになります。
ただ、タバコをやめる気のない私には、ニコチンを吸収する方法としては、ちょっと面倒なところもありますが安いので最善の喫煙方法です。
人間本来の味覚や嗅覚からすれば、大部分の人に取って、始めてヴェポライザーで吸うタバコの味は、美味しくは無いのではないかと思います。
ただ、この味に慣れるまで使っていれば、身体が適応して不味くは感じなくなるかもしれないと思います。(かれこれ10ヵ月になりますが、未だに美味しく感じません。)
結局何が言いたいかと言えば、YouTubeやSNSでヴェポライザーを紹介している人たちは、それなりに使い込んでいるので、美味しいと表現していますが、始めて使うヴェポライザーで吸うタバコの味は、そんなに美味しいものでは無いということです。
ただ、ヴェポライザーに慣れてくれば、タバコの煙で失われていた味覚や嗅覚が少し敏感になり、自分に合った不味くは無い(美味しい?)シャグを見つけることが出来るかもしれません。
ヴェポライザーは味に慣れてくれば色々と楽しめますが、最初から美味しいものでは無いと思いますので、これからヴェポライザーの購入を考えている人は、過度な期待は持たないほうが良いと思います。
最後になりますが、購入するからにはしっかりとタバコ代を節約することが重要だと思いますので、私が始めて吸うのに良いと考えるシャグを紹介しておきます。
チェ・メンソール(緑)
メンソールが苦手で無いならと言う条件付きですが、これは、ヴェポライザーの使い始めにあるプラ臭を緩和してくれるので、初シャグに向いています。
アンバーリーフ
こちらは無着香のバージニア葉主体のシャグで、タバコ本来の味わいがわかりやすく、それなりに味があります。
どちらも25gなので、口に合わなくても比較的早く消費でき、最初のシャグには良いかもしれません。
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