ヴェポライザー「C-vapor3」のチャンバー汚れの原因についての考察です。
紙巻きタバコを辞めて、ヴェポライザーでタバコを吸い始めて以来、C-vapor3・pathfinder V2・AI-PRIME・Ocean-Cヴェポライザー・RedFireと5機種のヴェポライザーを使いました。
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Ocean-C・C-vapor3・RedFire・pathfinder |
それで感じたのは、C-vapor3とAI-PRIMEのチャンバーがすごく汚れるのに、Ocean-Cヴェポライザー・RedFireのチャンバーはあまり汚れないという事実です。
C-vapor3は、チャンバーがすごく汚れるため、当初はヒーティングチューブスペーサーを使っていました。
しかし、シャグを直に入れた方が味も濃く美味しいので、家ではチャンバーに直接シャグを入れて吸っています。
すると、チャンバーがすごく汚れるようになり、汚れがこびり付くようになりました。
当初は、こんなものだろうと思い使っていたのですが、その後使い始めたAI-PRIMEは、汚れはするものの、底の部分にこびり付くだけで、側面はそれ程汚れがこびり付いた感じではありませんでした。
さらに、Ocean-Cヴェポライザー・RedFireはほとんど汚れないし、汚れても簡単にとれます。
なんで、今まで気が付かなかったのだろうと思いつつ、汚れの原因を考えてみました。
普通に考えて、汚れの原因は、ニコチンの汁(以下ニコ汁)が焦げてこびり付いていると思います。
そこで、ニコ汁はどこで発生していて、何故チャンバーに入るのかを他機種と比較しながら考えてみました。
ニコ汁の発生場所
pathfinderV2:マウスピース内
AI-PRIME:チャンバーとマウスピースをつなぐ煙管で主に発生
Ocean-Cヴェポライザー:チャンバーとマウスピースをつなぐ煙管で主に発生
RedFire:ガラス管部分
C-vapor3:マウスピースの主にガラス管部分
ニコ汁がチャンバーに入る理由と入らない理由
pathfinderV2:マウスピースがプラスチックなので、ニコ汁が伝わりにくいのでは無いかと思います。
AI-PRIME:煙管とチャンバーの接合部分が非常に狭いため、煙管に出来たニコ汁がこの隙間に落ちると、チャンバーにしみ出て底の部分に入る。
Ocean-Cヴェポライザー:煙管の内径がAI-PRIMEよりも広く、煙管とチャンバーの接合部分も幅が広いため、あまりニコ汁がチャバーまでしみ出てこないと考えられます。
RedFire:ガラス管の部分で主にニコ汁が発生していますが、チャンバーから遠いこととフィルターが付けてあるためチャンバーにニコ汁があまり落ちていないと考えられます。
C-vapor3:ヒートーシンクが金属製のため、ガラス管で発生したニコ汁が伝わりやすく、伝わったニコ汁がチャンバーに落ちている。
以上の様に考えました。
実際、C-vapor3は、吸い終わってからマウスピースを外すと、シャグの上にニコ汁が落ちて湿っていますし、チャンバーに焦げたニコ汁がついているのが確認できます。
結局、ミストを冷やすためのヒートシンクがニコ汁をチャンバーへ導く原因となっていると結論しました。
チャンバーに落ちたのこ汁は、二つの悪影響があります。
一つはもちろん、チャンバーを汚すことです。
そしてもう一点は、吸い殻をベタ付かせるため、シャグを出にくくしていることです。
Ocean-Cヴェポライザーは、逆さにして軽く振ってやれば吸い殻が出てきますし、AI-PRIMEとRedFireは、チャンバーの入り口付近を少し削ってやれば、Ocean-Cヴェポライザーと同様に、シャグは簡単に出てきます。
しかし、C-vapor3は入り口を加工しても、やはり吸い殻は詰まったような感じで出てきません。
吸い殻が出にくくなっている原因は、チャンバーに落ちたニコ汁だと考えれば、このニコ汁がチャンバーに入らないようにすれば、チャンバーも汚れずシャグも取り出しやすくなると思います。
C-vapor3のチャンバーにニコ汁が落ちないようにするにはどうしたらよいか?
これについては、現在試行中なのですが、いくつか結果を紹介します。
RedFireのように、フィルターを網の部分に付ける。
これは、フィルターとチャンバーが近いため、結局ニコ汁があふれて、チャンバーに落ちていました。
コットンと、手巻き用フィルターをカットしたものを使って見ましたが、味も薄くなりドローも重くなるので、この方法は使えませんでした。
網を2重にする
網を2重にすることで、目が細かくなり、マウスピース内で発生するニコ汁が落ちにくくなるのでは無いかと思いやってみました。
チャンバーに落ちるニコ汁は少し減りました。
しかし、やはりニコ汁は落ちているのと、網の隙間にニコ汁がたまるため、吸うたびにブクブク音がするので、やはりダメです。
ドリップチップの底に手巻き用フィルターを付ける
チャンバーに落ちるニコ汁は少なくなりました。
しかし、味も薄く、フィルターが湿るとドローも重くなるので、この方法もイマイチ使えません。
スピットアンカーを使う
試行回数まだ2回ですが、チャンバーに落ちるニコ汁は減ったようです。
この方法は使えそうなので、もう少し試行かしてみます。
ドリップチップの底にシリコンチューブを付ける
シリコンチューブの外径は約6ミリ(内径4ミリ)。
短いもので1回、長いもので4回使っただけですが、チャンバーに落ちるニコ汁はほぼ無いようです。
これを付けることで、ガラス管に出来たニコ汁が、シリコンチューブのところで止まって、それ以上たれないためだと思われます。
この方法は使えそうなので、取り付け位置や長さ等を検証しています。
チャンバーへのニコ汁垂れの試行結果(〇:ニコ汁無し △:少量 ×:多め)
10ミリ 試行結果 〇〇〇〇〇
15ミリ 試行結果 〇〇〇〇〇△
23ミリ 試行結果 〇〇〇〇〇
どの長さでも、効果はあるのですが、23ミリは熱いミストが上がってきます。
吸いやすさからすれば、10ミリで良いかと考えています。
今のところ、ニコ汁はほとんどたれておらず、チャンバーの汚れがかなり減って、結果としてシャグポンも出来ています。
シリコンチューブは、割高ですがホームセンターなどで売っていますし、モノタロウなら100円/1m程度で売っています。
尚、ホームセンターではビニールチューブも売っていますが、シリコンチューブの方が耐熱性が高いので、使うならシリコンチューブが無難です。
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23ミリのシリコンチューブ |
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23ミリのシリコンチューブ |
余談ですが、チャンバーへ落ちたニコ汁が再度加熱されて味が濃厚になると言うことも考えられるので、ニコ汁がチャンバーに落ちなくなると、味に影響があるかもしれません。
私は最終的に10ミリほどのものを使っています。
23ミリはチャンバーからダイレクトにミストを吸い込むので味は濃くなるのですが、熱いミストが上がっているので、舌を火傷しそうになります。
結局ヒートシンクにニコ汁がたれなければ良いので、長さはお好みで良いかと思いますが、吸い終わった後にヒートシンクの網のところが湿っていなければ、OKです。
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